「N-BOXが欲しいけど、維持費とか燃費とか、どれぐらいかな?」
「N-BOXの維持費を知って、グレードを選ぶ参考にしたい」
N-BOXの維持費は、購入するにあたって知っておきたい情報ですよね。
N-BOXの燃費はガソリンとターボで違うため、維持費も異なります。
このページでは、N-BOXの維持費が年間・月間でどれぐらいかかるのかを分かりやすくご案内しています。
ぜひ、ホンダのディーラーに行く前に、ご覧いただければと思います。
N-BOXの維持費を解説!年間、月間ではいくら?
項目 | ガソリン車(タイプG/FF) | ガソリンターボ車(4WD) |
---|---|---|
ガソリン代 | 68,000円 | 76,000円 |
自動車税 | 10,800円 | 10,800円 |
車検代 ※内訳:車検基本料+自賠責保険+自動車重量税+印紙代+車検点検料金 |
40,170円 | 40,170円 |
任意保険料 ※1年 |
59,000円 | 59,000円 |
メンテナンス・消耗品費用 ※一例 |
7,000円 | 7,000円 |
駐車場代 ※0円~20,000/月 |
0円~240,000円 | 0円~240,000円 |
洗車費用 ※1年 |
6,000円 | 6,000円 |
年間合計 | 190,970円~430,970円 | 198,970円~438,970円 |
月間合計 | 15,914円~35,914円 | 16,580円~36,580円 |
N-BOXの維持費は次の通りです。
- 1ヶ月で15,914円~36,580円
- 1年間で190,970円~438,970円
正確な維持費を出すには、次の6点をあなたの状況に合わせて計算する必要があります。
- ①燃費:表では1年間10,000㎞で計算しています。
- ②駐車場代:表では0円~20,000円で計算しています。
- ③任意保険:等級と走行距離などで変わります。
- ④メンテナンス代:車の状況で変わります。
- ⑤洗車代:家で洗車するか外で洗車するかで変わります。
- ⑥車検基本料:ディーラーかそれ以外かで変わります。
例えば、駐車場代が5万円/月なら、月に+3万円、年に+36万円で計算します。
それでは、1つずつ細かく見ていきます。
メンテナンスはオイル交換、ウォッシャー液の交換程度です。
駐車場代によって大きく変わります。仮に駐車場代が5万円なら+3万円です。
【維持費①】N-BOXのガソリン代(WLTCモード)
ガソリン(2WD) | 21.2km/L |
ターボ(2WD) | 20.2km/L |
ガソリン(4WD) | 19.8km/L |
ターボ(4WD) | 19.0km/L |
街中の比較的低速な走行の「市街地」、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行の「郊外」、高速道路での走行を想定した「高速道路」と3つの走行モードの比較が計測されています。
年間走行距離でガソリン代・電気代を算出
車のタイプ | 走行距離20,000km | 走行距離15,000km | 走行距離10,000km | 走行距離5,000km |
---|---|---|---|---|
ガソリン(2WD) | 151,000円 | 113,000円 | 68,000円 | 38,000円 |
ターボ(2WD) | 158,000円 | 119,000円 | 72,000円 | 40,000円 |
ガソリン(4WD) | 162,000円 | 121,000円 | 73,000円 | 40,000円 |
ターボ(4WD) | 168,000円 | 126,000円 | 76,000円 | 42,000円 |
上記はあくまで理想的な燃費走行(WLTCモード)での金額です。
市街地のみの低速走行が続けば燃費は下がりそれだけガソリン代は上がります。
N BOXにはハイブリッドはないものの、次のような燃費を向上させるシステムを複数搭載しているのでターボでも低燃費で走行ができます。
- 信号待ちなどの停車中にエンジンを停止させるアイドリングストップシステム
- 車全体を燃費優先に切り替えるECONスイッチ
- エコドライブをサポートするアンビエントメーター
【維持費②】N-BOXの自動車税
自動車税とは、毎年4月1日時点で所有している車に対し課せられる地方税で、総排気量により税額が10段階に分かれていますが、軽自動車の自動車税は金額が一律です。
N-BOXはNAもターボも0.658Lの軽自動車です。
総排気量 | 税額 |
---|---|
0.658L | 10,800円 |
自動車税は毎年課税される税金です。
参考)経産省「クルマの税」
【維持費③】N-BOXの車検費用
車検とは、車が保安基準を満たしているかを検査する制度です。
新車登録から3年間で初回の検査、以降は2年ごとに受ける必要があります。
※特殊車(8ナンバー)は初回から2年ごと。
項目 | タイプG (エコカー割50%軽減) |
ガソリンターボ車 (エコカー割25%軽減) |
---|---|---|
車検基本料 | 50,600円~(2年) ※1年で25,300円~ |
50,600円~(2年) ※1年で25,300円~ |
部品交換費用 | 0円~ 車の状態で変わる | 0円~ 車の状態で変わる |
自賠責保険 | 17,540円 ※1年で8,825円 |
17,540円 ※1年で8,825円 |
重量税 | 5,000円(車検の都度) ※1年で2,500円 |
5,000円(車検の都度) ※1年で2,500円 |
印紙代 | 1,800円 | 1,800円 |
合計 | 80,340円 ※1年で40,170円 |
80,340円 ※1年で40,170円 |
N-BOXの車検基本料
車検基本料金とは、次の内容が含まれた費用です。
- 点検技術料
- 整備技術料
- 事務手数料
料金は一定ではなく店によって異なり、メーカー保証や純製品を取り揃えるディーラーはその分料金は高く、GSなどでは安くなる傾向があります。
N-BOXの車検基本料金は11,000~50,000円ほどと、業者によってかなりの差があります。
ディーラーは50,000円〜が大体の相場です。
車検は新車の登録後とその後で受ける期間が変わります。
- 新車登録の3年間後に1回
- それ以降は2年ごとに1回
仮に車検基本料を50,600円とすると、次のような数字になります。
- 新車登録の3年間まで:年額で16,883円~
- それ以降:年額で25,300円~
部品交換費用(0円~ 車の状態で変わる)
部品交換費用とは、車検の際に必要な車の部品を交換する費用です。
年数や乗り方により交換箇所は変わりますが、初回車検では次の内容を交換することが多いです。
- ラジエーター液
- ブレーキオイル
- バッテリー
年数経過ごとに次の交換タイミングとなります。
- タイヤ
- ブレーキパッド
- エアコンフィルター
中には予防整備として車検時に交換をすすめられる場合もありますが、その場合は交換をしなくても車検には通ります。
N-BOXの場合は、アイドルストップ機能専用バッテリーが搭載されています。
バッテリーは純正(ディーラー)価格で18,000円ほど、寿命は2~3年と短いバッテリーでもあるため初回車検時には交換となることが多いようです。
N-BOXの自賠責保険(17,540円/24ヶ月分)
自賠責保険とは、全ての自動車が法律により強制加入を義務付けられている、人身事故にのみ適応される保険です。
車両購入時と車検のタイミングで次の車検までの保険料を支払います。
保険料は毎年4月1日で切り替わります。
N-BOXの場合は軽自動車の自賠責保険料になります。
1年に換算すると8,770円です。
N-BOXの自動車重量税
自動車重量税とは、自動車の新規登録と車検の際に納付する税金で、車の重さにより税額が変わります。
N-BOXの新車購入時の重量税は、エコカー減税対象車なので税額が減税されます。
本来は7,500円/3年ですが、減税されると次の金額になります。
- タイプGは50%OFF:3,700円(車検の都度)
- ガソリンターボ車は25%OFF:5,600円(車検の都度)
その後は、軽自動車の場合は、重さに関係なく一律して2年で6,600円(年3,300円)が課税されます。
N-boxも軽自動車なので6,600円/年ですが、減税があるため、5,000円/2年です。
印紙代
印紙代とは、車検での検査費用や車検証の発行など各種手続きの代金です。
N-BOXの車検に関わらず、普通車の印紙代は指定工場での車検なら1,800円と一律料金です。
認定工場の場合は印紙代とは別に証紙代が必要となり2,200円となります。(2023年7月現在)
【維持費④】N-BOXの任意保険
任意保険とは、自賠責保険とは別に車の所有者が加入することができる自動車保険です。強制保険ではありません。
自賠責保険ではカバーできない事故での車の修理費用や自分の怪我など、補償内容を選ぶことができます。
N-BOXの任意保険は、年額は20,000円~110,000円に収まると思います。
平均値は59,000円です。
※自動車保険の一括見積サイトにて最高値と最安値を出した平均
任意保険の料金が決まる要素(クリックで開きます)
項目 | 内容 |
---|---|
等級 | 運転者の事故率によって1〜20のランクに分けられる制度です。契約時の初回等級は6からはじまり、1年無事故で等級が上がっていき割引率も上がります。20等級を最大等級とし、等級が下がるごと保険料の割増率が上がります。 |
免許 | 免許書の色によっても保険料は変わります。初心者のグリーン、一般運転者/違反運転車のブルーに比べ、優良運転者と言われるゴールド免許は、保険料の割引があります。 |
年齢 | 運転年齢条件も保険料に大きく影響します。全年齢や21歳以上の保険=最も事故率が高いとされ、保険料が高く、26歳以上、30歳以上など、年齢が上がるごとに保険料は安くなっていきます。 |
走行距離(年間) | 年間の走行距離によっても保険料は変わってきます。年間走行距離が少なければ事故率が低いとみなされ、その分料金が割り引かれるのが一般的です。 |
【維持費⑤】N-BOXのメンテナンス・消耗品の費用
車には数多くの部品が使われており、それらは年数経過や使用状況により劣化や磨耗が進みます。
メンテナンス・消耗品で多いのは、次の通りです。
- オイル
- バッテリー
- タイヤ
定期的なメンテナンスや交換が必要な消耗品は早めにメンテナンスをすることが大切です。
N-BOXの場合も、同じくメンテナンスをこまめに行うことが大切です。
ウォッシャー液は自分で購入すれば500円前後〜購入可能で、ガソリンスタンドなどでは1,000円ほどかかります。
エンジンオイルなら1年ごとを目安に、1万~1万5千円ほどで交換できます。
【維持費⑥】N-BOXの駐車場代
N-BOXのサイズは次の通りです。
- 全長:3,395mm
- 全幅:1,475mm
- 全高:1,790mm(4WD1,815㎜)
最低地上高は145mmです。
軽自動車なので全長と全幅は、とてもコンパクトなので平置きの駐車場であれば問題ない場合がほとんどです。
N-BOXの場合は高さがあるため、機械式駐車場など高さの規格が「全高1,550mm未満」となっている駐車場では高さがオーバーしてしまう可能性があるので注意が必要です。
駐車料金は地域によりかなり変動しますが、都内であれば月額2~5万ほどかかります。
【維持費⑦】N-BOXの洗車費用
自宅で洗車の場合は、カーシャンプー、ふき取り用のクロス、スポンジなどがあればあとは水道代だけなので、200~500円程度で洗車ができます。
月一回の洗車で、自宅なら年間2,400~6,000円ほどです。
ガソリンスタンドでする場合の洗車代は次の通りです。
- 洗車機の場合
- スタッフの手洗いの場合
水洗い洗車で300円、シャンプー洗車で約300円、シャンプー+ワックスまたはコーティング洗車で約1,200~2,000円程度
約2,500円~約5,000円程度
月一回の洗車で、ガソリンスタンドなら年間3〜6万(ワックス込み)ほどかかります。
N-BOXの維持費のまとめ
N-BOXは本体価格が低額な軽自動車の中でも、200万前後の本体価格となる軽自動車です。
年間維持費は安く、ガソリン代に関してはハイブリッド車はないもののターボ車でも20㎞/L前後の低燃費を実現しています。
エコカー減税にも対応しているので、コスパの良い車といえるでしょう。
さらに維持費を抑えるためには、マイカーローンの検討や、任意保険の見直し、車検業者選びなどでさらに抑えることができるでしょう。