新車を購入する際、オプション選びは欠かせません。
しかし、豊富な種類から何を選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、新車に付けるオプションの種類やおすすめアイテム、後付けも可能なオプションなどを紹介します。
また、オプション選びで失敗しないためのポイントや、必須アイテムについても解説していきます。
ここを読んで新車オプションの選び方をマスターしましょう。
見積もり依頼時のメーカーオプション
メーカーオプションとは、出荷前にあらかじめメーカー工場で部品を取り付けるオプションのことです。
ラインで製造されているため、契約後の仕様変更はできません。
メーカーオプションは車に合った形状や材質でトータルに組み立てられるため、見た目に無駄がなくスマートに仕上がりが魅力です。
リセール率はメーカーオプションが1番高く、売却のことを考えるなら付けていて損はないものになります。
安全装備
車の安全装備とは、先進技術を利用してドライバーの認知、判断、操作をサポートするシステムを搭載したものです。
衝突軽減ブレーキ、前車追従型クルーズコントロール、車線離脱警報などの安全装備は、後に必要だと思っても後付ができないため希少価値が高くなります。
純正カーナビゲーション
カーナビゲーションとは、走行時に現在位置や目的地への経路案内を行うシステムの名称です。
純正のカーナビゲーションは、車内のデザインに合うように設計されるので仕上がりが綺麗になります。
そのため、需要価値があり価格UPに繋がります。
ナビによって音声認識やスマホ連携などの機能が付いているものがあり、高機能であるほうがより高く評価されます。
レザーシート
車のシートの材質には、本革、合皮、布などがあります。
その中でもレザーシートは高級感の演出、埃が溜まりにくい、汚れが付いたとしても拭き取りやすいという特徴があり、買取の場でも人気があります。
サンルーフ
サンルーフとは天窓を装備した屋根のことです。
多くは開閉することができ、手動か自動か、チルトアップかスライディングかにもよってリセール率も変わっていきます。
後部座席でも開放感を演出でき、車内の圧迫感を軽減できる点でも人気のオプションとなっています。
電動スライドドア
電動スライドドアとは、ドアをスイッチに触れるだけで開閉したり、ドアの下に足をかざすだけで開閉するシステムのことです。
ミニバンに限定された装備になりますが、多くの荷物で手が塞がっている状態でも簡単にドアを開閉できるところが魅力の装備です。
小さなお子様がいるご家庭は、抱っこをしたまま開閉できるので特に使い勝手の良いオプションです。
純正オーディオ
オーディオとは、車の中で音響や映像を楽しむための音響機器のことです。
純正オーディオの場合はリセールアップに繋がることがあります。
高級オーディオだとより魅力的で買取価格にも反映されます。
後付けの市販品はリセールアップには繋がらない場合が多く、オーディオを付けるならば純正のオプションを検討するほうが良いでしょう。
パールホワイトのボディカラー
リセールアップしやすいボディカラーはブラック、ホワイト、パールホワイトです。
シンプルかつ流行り廃りのないカラーは、老若男女どなたでも使いやすく親しみやすいので人気となっています。
ETC
ETCとは、『Electronic Toll Collection System』の略称です。
有料道路や高速道路の料金を自動支払いできるシステムのこと。日本の自動車のうち約9割はETC搭載車です。
ETCはインターネット通販や量販店で比較的安価で購入ができるため、メーカーオプションで装備したとしてもリセールアップに繋がらないことが多いでしょう。
売却の場合は、テープ跡や傷を残さないためにも無理に外さずそのまま出してください。
依頼先・購入先
インターネット通販、量販店
具体的な価格例・相場
本体、取り付け、セットアップで約1万円前後
取り付け方
業者に依頼した場合、4時間〜6時間程度で使用可能になる
ホイール
ホイールとは、タイヤの真ん中にあるスチールやアルミ合金を使って作られた車輪状のものです。
歯車軸の回転をタイヤに伝える役割を担っている部分で、ホイールの形状にも人気のあるものや高価なものが存在します。
ホイールをメーカーオプションで変更してもリセールアップには繋がらない場合があります。
インチアップしている場合のみ、多少査定率が高くなることもありますが、ほとんどは影響しないでしょう。
タイヤ
タイヤとは、車が地面を走るために必要な車輪のことです。
新品のタイヤに交換して査定に出したとしても、リセールアップには繋がらないことが多いでしょう。
そのままの状態で受けることをオススメします。
見積もり依頼時のディーラーオプション
ディーラーオプションとは、納車時や購入後に販売店で装着するオプションのことです。
リセール率はメーカーオプションに比べると劣りますが、社外品のものよりは断然高くなります。
さらに車購入時の値引きを求めるならディーラーオプションを選択するのが良いでしょう。
ディーラーオプションは店側に決定権があるため値段を下げやすいという特徴があります。
純正エアロパーツ
エアロパーツとは車のボディ下部に装飾するアクセサリーパーツのことです。
空気力学を利用して車体がリフトすることを軽減したり、走行の安全性向上、風切り音の軽減などを目的とした部品ですが、車高が低くなるため擦りやすいというデメリットもあります。
若者を中心にエアロパーツを付けているほうが見た目がかっこいいと人気でもあり、リセール率が高くなる傾向にあります。
カーナビゲーション
カーナビゲーションはメーカーオプションでも取り付けが可能ですが、ディーラーオプションでも取扱いがあります。
ディーラーオプションで付けたい理由は大幅な値引きを見込むことができるからです。
車体価格の下限は大体決まっており、値引きはあまり期待できません。
ディーラーオプションなら金額の決定権が店側にあるので価格を下げやすいという特徴があります。
さらに、純正のカーナビゲーションは海外人気も高くリセール率が上がる傾向にあります。
フロアマット
車内の汚れ防止目的でフロア部分に敷くマットのことです。
フロアマットは純正品が付いていることがほとんどですが、中にはオプションになる車種もあります。
フロアマットにもグレードがあることがありますが、どれもリセール率アップには繋がらないことが多いようです。
理由は、付いていて当たり前なことや消耗品であることから値段がつきません。
破損していると価格減に繋がってしまうことがありますので、なるべく綺麗に使うようにしましょう。
例えば、トヨタプラドの7人乗り純正フロアマットは約5万2千円なのに対し、市販品『CLAZZIO 車種別専用立体マット』なら約1万6千円で3万6千円もの差額がでます。
・依頼先・購入先
インターネット通販
・具体的な価格例・相場
1万〜2万
・交換方法の手順
フロアに被せるように置く
シートカバー
タバコの焦げ跡、コーヒー、ジュースなどのシミや日焼けで車内のシートに汚れが付いてしまってはリセール率が低くなってしまう原因になります。
それを防止するのがシートカバーですが、売却の際は付けていてもプラスにはなりません。
あくまで本体のシートを汚さないためのものだと考えて、高価な純正を選択するよりも市販の商品でまかなうことも一つの方法です。
例えば、トヨタプラドの7人乗り純正シートカバーは11万円なのに対し、市販品『CLAZZIO Neo』なら3万円ほどで購入でき8万円もの差額がでます。
・依頼先・購入先
インターネット通販
・具体的な価格例・相場
2万〜4万
・交換方法の手順
シートの上に被せるように取り付ける
各装飾
各装飾とは、車の機能部分ではなく見た目の好みやおしゃれ感を演出するためのオプションのことです。
ドア部分に付けるプロテクターや車内のコンソールボックス、傘ホルダーなどがこれにあたります。
これらはディーラーオプションで付けたとしても高価なものではありませんので、リセール率アップには繋がらないでしょう。
こだわりがなければ、量販店やインターネット通販で十分にまかなえるところになります。
・依頼先・購入先
インターネット通販、量販店
・具体的な価格例・相場
数千円〜
・交換方法の手順
商品によって異なるが、大体は取り付けるだけのものが多い
